アイオライトとは
アイオライトは、特徴的なすみれ色をした宝石です。
サファイアに似ていることから、ウォーターサファイアとも呼ばれています。
アイオライトってどんな石?
語源の通り美しい原石
アイオライトはギリシャ語のion(すみれ色)とlithos(石)に由来する名を持つ、青みがかった紫色の天然石です。
実はアイオライトという名称は宝石としての流通名であり、正式にはコーディエライトといいます。
コーディエライトの名は、この鉱物を初めて研究したフランスの地質学者コルディエにちなんで名付けられたものです。 こうした縁から、2021年には全国宝石卸商協同組合によりアイオライトがコルディエの誕生月である3月の誕生石に定められました。
アイオライトがもつ最大の特徴は、見る方向によって色が違って見えるという性質(多色性)です。
ひとつのビーズでも、角度を変えることで紫がかった青色、淡い青色、暗い黄色など、複数の色合いを楽しむことができます。
色が濃く鮮やかで多色性がはっきりと表れ、透明度の高いアイオライトほど高く評価されます。
アイオライトに伝わる意味
人生における道しるべとして
アイオライトは言い伝えにも残るように、特殊な性質を持つことから、バイキングが航海の際の羅針盤代わりに使用していました。
その伝承からか、アイオライトには「人生においての道しるべ」という意味が伝えられています。
夢を追うために自分はどうするべきか。受験や就職、転職など重要な選択に迫られた時に、何を選べば良いのか。こういった人生における分岐点は誰にも訪れるものだと思います。
そんな時はこのアイオライトをじっくりと眺めてみてはどうでしょうか?
この深みのある菫(すみれ)色の石は、気持ちを落ち着かせてくれます。
澄んだ気持ちで右往左往してしまう自分の考えを一度整理してみます。
「選択の為に大切なことは何か。」
「それぞれを選択した時に自分の未来に何が待っているのか。」
「選択」に迫られた時、重要なのはじっくりと考えることではないでしょうか。
自分の未来の為に努力する人を、アイオライトが少し後押しをしてくれるでしょう。